4日目。投影をしながら造影剤を流し、腸閉塞が解除されたことが確認できた。

イレウス管を抜くことはできたが、この日はまだ絶飲食が続いた。

動けるようにもなったので、あらためて担当医から説明を受けた。

「造影剤を流しながら、お腹の状態を見たが、特に何か食材が

詰まったような形跡もなく、ねじれている状態でもなかったので、たまたま腸の動きが止まってしまったタイミングで、たくさんの消化物が流れてしまったり、なんらかの消化不良物質が腸にひっかかった状態で、たくさんの消化物が流れてきてしまい腸閉塞が起きた。イレウス管を入れたことで腸の内圧が変わり、何らかのタイミングで流れるようになったなどの、一過性の可能性が高いと考えれる。ひとまずは経過観察で様子を見ながら、食事を開始して、腸閉塞が再発しなければ、救急搬送時は、たまたまいろいろな要因が重なってしまったことが原因と考えられる」

とのことだった。

要するに、過去に例がないから、わからないので、

もし再発するようなら、精密検査をする必要があるとのことだった。

過去に何度も腹痛が起きた時は食あたりでかたずけられ、今回は腸閉塞と診断されたが

結局、原因不明…。

再発しないためにはどうすればよいのか

たまたま偶然が重なったことが原因だとしたら

腸閉塞になった日、食あたりになった日何を食べていたのか、何をしていたのか

共通のものを考えてみたが、これといって思いつかなかった。

というのも、腸閉塞は、何を食べても、なるときはなるし

ならないときはならず、これだという食材がなかったからだ。

続く。