日本へ帰国してからも腸閉塞発症

入院記録

日本へ帰国してからも腸閉塞発症

 

日本へ帰国してから就職し、新しい生活が始まった。

ときどき腹痛が起きることはあっても

動けなくなることはなく、ただの下痢だろうと思っていたので

一人暮らしも再開した。

職場は、自社ビルがある会社だったので、社員食堂がついていた。

外食するより料金は安いが、味は家庭よりおいしくない食堂で、長年勤めている人は、

ごくまれの、お得なメニューがでるとき以外は、多少値段が高くとも外食するのがほとんどの食堂だった。

そして、私はというと、

1年くらい務めた後くらいから、

社食を食べると、なぜか腹痛と吐き気が起きてしまうような状態になってしまっていた。

今となっては、あくまで運が悪いタイミングが重なってしまっただけなのだが、

タイミングよく嘔吐&腹痛になってしまうので、

職場の人からも、社食を受け付けないようなクセができてしまっているのかもしれない

とまで言われていた…。

社食を食べるたびに、嘔吐と腹痛がくるような出来事が起きてしまっていたが、他の人はだれ一人と腹痛にはならなかった。

何度目かの腹痛のときに、上司から、職場近くに胃腸専門の診療所があるから行くよう指示があり、診断を受けた。

結果は、問診のみで、さすがに変な診療所だとは思ったが、「変なものを食べたんでしょ?」という、診断結果しか出してもらえなかった。

そう何度も食あたりにならないだろう…と疑問もちはじめたが、

2人目の医師にも食あたりと診断されたので、

会社には、「食あたり」と回答するしかなく、

社員食堂を疑わざる得なくなってしまった。

が、どれだけ時間が経っても、社食で腹痛になる人は、私以外現れなかった。

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