腸閉塞の原因を見つけるため精密検査
2度目の入院により、職も失ってしまった。
もともと請負業だったので、請負業務を失った。
今後も同じことを繰り返す可能性もあり、
原因不明で繰り返される腸閉塞に、生きることが少しずつ辛く思えていった…。
2度目ということもあり、原因が判明するかは分からないが、検査をすることになり
それでだめならあきらめましょうと医者からも言われた。
原因が分からなかった場合でも、検査料金は自己負担で、それもバカらしく思えたが
30歳を超えていたこともあり、全身くまなく検査してみるのも悪くないかという考えに達した。
①血液検査
ひとまずの予想としては、手術なしに腸閉塞が治ってしまうので、
腸閉塞になるときに、悪性腫瘍が悪さしていて
絶飲食中に、悪性腫瘍が消える現象が起きている
とのこと。
入院中は血液検査を繰り返しされているので、それはないと思いながらも
全部の検査をしてわからなかった場合、結果、最後に血液検査をやらされることになる。
ガンの場合、白血球の数値が上がっているときに血液を採れなければ、正常値で異常なしとなってしまうので、あまり意味のないものになることもある。
結果は異状なし。悪性腫瘍があることではないという結果になった。
②胃カメラ
胃がんを疑われたが、きれいな胃だった。
③大腸カメラ
大腸にポリープがあったり、クローン病の場合でも腸閉塞になることがあるらしいが
キレイな大腸だった。
カメラ検査よりも、腸をきれいにするための経口水を1ℓ飲むことの方が辛かった…。
④小腸に穴が開いているかのバリウム検査
ぐるぐる回転する台に乗せられた状態でバリウムを流し、検査した。
見た感じでは原因が分からなかったが、やる気のない医者にあたってしまったようで
適当な検査になってしまった。原因を見つけてやろうというより
わからないことを露骨に表情に出して、この辺が腸と腸がつながっている感じがする
という適当な検査で終わってしまった。
結局、ここの病院の医師では、小腸カメラを入れないとわからないらしい…。
⑤小腸ダブルバルーン検査
バリウム検査で、穴が開いているかもという結果を出されてしまい、小腸ダブルバルーン検査もすることになった。肛門から、小腸までカメラを入れる小腸カメラ検査だ。
日本でもできる場所は限られていて、経験している人も、大腸カメラと比較すればかなり少ないケースとなっている。
例によって、おいしくない経口水を飲み、腸をきれいにした後、麻酔をかけて行う検査のため1泊2日で検査をした。
結果は、異状なし。腸に穴が開いていることもなく、きれいな腸だった。
大量に造影剤まで流されて、形も悪くないことが分かった。
できる検査はすべて終えて出てきた結果は…
原因不明、異常なし…
腸閉塞になったのはいろいろな偶然が重なり、運が悪かった状態…。
とのこと。
精密検査までして、異状無しなのだから、もう、腸閉塞にはならないんだよな…
と思い少し生きる希望が出た気にもなった。
が、まだ腸閉塞はくりかえされる…。
続く。
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